About job
入社動機
規模の大きなプロジェクトに携わるため転職
実家が材木店だったこともあり、モノづくりに携わりたく大学では土木を専攻しました。街づくりの一端を担いたいと考え、大学卒業後は建材メーカーに就職。ビル用のレギュラーサッシやガラスの外壁であるレギュラーカーテンウォールの設計職に従事していました。仕事はやりがいに満ちていたのですが、より規模の大きなプロジェクトに携わってみたいと思い、業界大手のYKK APに転職。仕事内容はもちろんのこと、転職者に対しても分け隔てなくフラットで、人柄がよく風通しいい社風に惹かれました。役員も社員との交流を図る姿を見た時はカルチャーショックを受けましたし、いい会社だなと実感しましたね。
当社では前職の経験を活かし、高層ビルの外観部分となる外装アルミカーテンウォールの設計を担当しています。お客様が要求する意匠性を実現しつつ、性能も担保した製品を提案し、製作図を作成して現場工程に合うよう納入。ものづくりから取り付けまでトータルで携わっています。数十億円規模の巨大なプロジェクトは困難なことも多いですが、数年かけてビルが完成した時の達成感は何ものにも代えられません。
やりがい
発想の転換でお客様の期待を超える仕事を
転職後から関わった横浜みなとみらいの高層ビルのプロジェクトは、受注金額が数十億円と大型であり、一つの図面のミスが金額や納期、性能に影響する割合が大きいため、細心の注意を払って進行しました。まずは、YKK APで蓄積されたカーテンウォールのノウハウや技術を深く理解するところから始め、その基準を必ず踏襲した上で設計するように。過去の図面を読み込んで、どういうシステムなのか、なぜこうなっているのか、この1mmはどういう意味なのかと、疑問点を洗い出して上司に教えてもらいました。
品川区の高層ビルプロジェクトでは、上司から「お客様であるゼネコンや設計事務所だけではなく、お施主様や街の人を見て仕事をするといい」という助言をいただきました。カーテンウォールを組み立てる際、ガラスは外部からはめるのが一般的なのですが、その助言をもとに発想を転換し、内部からはめることにしたところ、メンテナンス性が大幅に向上して意匠性もスリムにすることができました。この経験を通じて固定概念にとらわれず常にベストの仕様を検討することを心がけるようになりました。
今後の目標
図面に真摯に向き合い、より良い提案へ
現在、一緒に仕事をしている上司は、お客様からの要望を具現化した上で、さらに期待を上回る提案を行っています。図面に対してとても真摯で、設計の真意を見抜きつつ、より良い方法はないのかと常に検討する姿を見て、このような姿勢で仕事に向き合いたいと心から思うようになりました。上司に少しでも近づけるよう、この図面はもっと良くならないかと目線を変えながら考えることを意識しています。妥協せず考え抜き、ストイックに努力を続けることで、お客様の要望を超える発想や提案ができる人材へと成長したいですね。
お客様の要望や質問には、必ず真意が隠されています。なぜその質問をするのか、根本にはどのような思いがあるのかをかみ砕いていくと、相手が求めている以上の回答ができると思います。専門メーカーのプロフェッショナルだからこそ分かることを提案できるよう、期待を超える仕事で成果を残したいです。
入社を検討している人へメッセージ
私はYKK APに転職して本当に良かったと思っています。転職後は一から人間関係を作らなければならず、それが大変だと感じる人は多いですが、当社は転職者にも分け隔てなく公平な社風ですので全く心配はいりません。また、誰でもやりたいことにチャレンジさせてくれる会社なので、キャリアのステップアップにも最適だと思います。ポジティブな気持ちで自分の力を発揮してください!
所属・職種等は2023年取材時のものです。