About job
入社動機
ガラス張りのオフィスビルの外装を設計
子どもの頃からものづくりが好きで、特に地図に残るランドマークになるような建物を作ることに憧れがありました。大学では建築都市デザイン学科を専攻し、温熱環境に関する研究に取り組み、室内の快適性や環境設備について学びました。就活で建材メーカーという分野を知り、建築を形作る要素の中でも道行く人の目に止まる部分であり、建物の室内環境、性能を支えている「外装」の設計に魅力を感じました。YKK APに入社した決め手は、最終面接で「一緒に働こう」という言葉をいただけたことでした。このような前向きな言葉は他の会社からいただいたことがなく、とても心が動かされたことをよく覚えています。
現在は、高層オフィスビルの外装設計を担当しています。お客様から受注した基本設計の内容をもとに細かな仕様検討を行い、製作、施工といった工程を経て、お客様へ商品をお渡しします。具体的には、サッシの強度検討、適正な部材の選定、結露や遮音といった性能の検討などです。コストと性能のバランスを考慮しながら、意匠性や品質を保った上でお客様の要望を実現しています。
やりがい
海外案件でトラブルを経験して成長を実感
最も成長を実感したのは、シンガポールの大規模オフィスビル改装プロジェクトでした。初めて担当として携わった物件で、元々の外装材を解体して新しく取り付けるというものでした。しかし、築100年ほどのビルだったため経年劣化が進んでおり、ビル全体の躯体が縮んでいることが工事中に発覚。ビルは運営した状態で工事を進めなければならないのに、用意した外装材がすぐに収まらない状態だったので、その場で計測して即座に設計を変更し対応しました。
この経験を通して、どんなプロジェクトにもトラブルはつきものだと実感。どのような事態が発生しても、落ち着いて対応することが大切だと思いましたし、事前にトラブルを予測しておくことも重要だと感じました。それ以降は、トラブルにも焦ることなく対応できる力を身につけられましたね。また、コントラクターとして物件全体をコーディネートしたことで、オフィスビル工事全体の工程を知ることができたのもよかったです。数々の課題を乗り越えて完成したビルを見た時は、この仕事をやっていてよかったと思えました。
今後の目標
勉強と努力を怠らず、成長を続けたい
まずは自分が主担当として、物件の外装設計をすることが目標です。そのためにも、スケジュール管理力やお客様との折衝力を磨きたいです。スケジュール管理に関しては、全体の工程を把握することが重要だと考えます。工事全体を俯瞰して的確な行動ができるよう、工程の理解を深めていきます。折衝力については、スケジュール通りに進行するため、逆算しながらお客様に承認を得るスキルを向上させなければと感じています。資料などの事前準備はもちろんのこと、打ち合わせ中の話し方や提案のタイミングなどにもこだわり、その場で納得していただける説得力を磨いていきます。
また、根拠と自信を持った設計ができる人材になりたいです。経験と知識を積み、努力を重ねてこそなれるものだと思っています。部下や後輩にも背中を見せられるよう、日々技術を高めていきたいです。
入社を検討している人へメッセージ
就活中は色々な会社を見れる唯一の機会ですので、自分が選ぶという意識で会社を見てください。そして、面接などを通して「こういう人と働きたい」と思える人を見つけてほしいです。設計職は大変なことも多いですが、粘り強く壁を乗り越えた先に、やりがいや達成感を味わえる仕事です。この仕事に興味を持った方がいましたら、ぜひ一緒に働きましょう!
所属・職種等は2023年取材時のものです。