About job
入社動機
魅力的な環境で、好きな仕事ができる
学生時代から快適な住環境に興味を持っており、大学でも建築分野における音響関係、特に遮音についての研究をしていました。就職活動においても、快適な住環境の実現に必要不可欠な建材関連の会社を中心に見ていましたが、中でも開口部は温湿度や光、プライバシー性や眺望、音など、様々な環境要素すべてに大きな影響を持つ建材であることに着目。そうして出会ったのが、YKK APです。
私自身が富山の出身ということもあり、YKKグループは子供のころから身近にある存在ではあったのですが、就活を通じて会社のことを深く知っていく中で、モノづくりに対する情熱とでも言うのでしょうか、本気で向き合う姿勢に感銘を受けたのを覚えています。また社内の雰囲気がとてもあたたかく、社員一人ひとりが互いに尊重し合いながら、満足度高く働いている様子が感じられたのも良かったですね。
強い関心がある分野を仕事にでき、さらに働きやすい環境も揃っている。迷う理由は一つもなく、入社を決意しました。
やりがい
YKK APの未来を変える研究開発
現在は技術研究本部にて、窓の遮音性能の予測に関する研究を行っています。技術研究本部とは、グローバル視点での技術・研究開発を担い、新技術や新材料はもちろん、既存領域の技術深耕などを行うのが使命。まさしく、YKK APの未来を作る部署と言えるでしょう。
窓の遮音性能に関しては、現状では正確な予測ができず、実際に製品を作り、遮音試験を実施することでしかその性能を測ることができません。もしも、正確に遮音性能を予測することができれば、試作試験による検証の必要がなくなり、製造コスト減や販売価格減へと繋げることができ、私たちはもちろん、お客様にとっても大きなメリットが見込まれます。
音に関する国内外の文献を分析したり、サンプルを作って実験してみたりする作業は、まるで大学の研究室にいるような感覚ですね。実際、会社の大学院派遣制度を利用して、遮音性能の予測手法の研究というテーマで博士課程も経験させてもらいました。すぐに答えが得られるものではありませんが、未来を大きく変える可能性を秘めた価値ある研究に取り組める毎日が、楽しくて仕方ありません。
今後の目標
一生を捧げる価値のある仕事に出会えた
窓の遮音性能に関する研究をしているからこそ、遮音性能の高い新しい窓を作ることが第一の目標ですね。それこそ、外部の騒音を完全に消してくれる窓だったり、空気は取り入れつつも高い遮音性能を発揮してくれる窓だったり。この研究が進むことで、初めて実現可能になる商品の開発に携わりたいと思っています。
また博士課程に進む中で色々な分野の研究者と交流もしたのですが、建築音響分野の研究や、窓の設計開発に従事する人はいるものの、窓の遮音の研究を専門にしている人はほとんどいません。だからこそ、私自身が窓の遮音の第一人者として、日本国内はもちろん、世界をリードしていけるような存在になれたら嬉しいですね。
現状、予測の精度はまだまだ満足のいくものではありません。しかし昨日より今日、今日より明日、少しずつ知識や経験は積み重なっていっているのも事実です。この研究をライフワークとして、これからも継続して取り組んでいきたいです。
入社を検討している人へメッセージ
YKK APは、チャンスを与えてくれる会社です。私自身も、大学院派遣や海外研修など、会社からさまざまなチャンスをもらい、それを成長の礎とすることができました。そうした環境があるからこそ、ぜひチャレンジングな人に入ってきて欲しいと思います。どんなことにでも物怖じせず、挑戦することを楽しめる人であれば、きっと大いに活躍できるはずですよ。
所属・職種等は2023年取材時のものです。