About job
入社動機
グローバルな視点で新たな技術を開発
環境意識が社会的にも高まる中で、将来は地球環境に貢献するような仕事に就きたいと考えていました。そして、大学では環境系の勉強に取り組み、大学院ではセラミックスなどの無機材料化学を専攻。工業排水処理に活かすための、光触媒を活用したオゾン水処理法に関する研究を行いました。就職活動では研究内容を活かして環境問題に貢献したいと思っていたので、地元富山県の著名企業であり、地球に優しい建材を開発するYKK APはとても魅力に感じていました。また、他人の利益を図らずして自らの繁栄はないというYKK精神「善の巡環」に共感し、選考で関わった方々の人柄の良さに惹かれて入社しました。
入社後は素材技術部に所属し、樹脂加飾材の製造開発に携わっていました。2023年より技術研究本部に異動し、新たな領域を切り拓くグローバル視点での技術開発に従事。技術によるプロダクトイノベーションを通じて社会価値創出への貢献を目指しています。また、2022年度より大学院派遣制度を利用し、大学院で経営学や組織デザイン、研究開発マネジメントに関して学んでいます。様々な業界や職種の社会人が集まる場は、多様な情報に触れることができ刺激的です。
やりがい
対話を通して、新技術を実用化する
私のミッションは、技術戦略立案とそれに関連する新技術の調査、テーマ化に向けた実現の可能性評価です。少し先の未来の社会に価値を創出する商品を想定し、それを実現するために必要な技術を思い描きながら情報収集に努めています。技術研究本部は2023年度にできた新しい部署なので、研究や仕事の進め方にまだスタンダードなプロセスがありません。業務の土台をつくるためにも、効率的に情報を集めて社内に展開していくプロセスを試行錯誤しています。
仕事のこだわりは、できる限りお互いの顔が見える状態で仕事を進めること。今の仕事は自分の専門外の知識や作業も多く、周囲の協力が必要不可欠です。お互いのことを多少でも知った上でともに仕事をした方が、質とスピードが圧倒的に高まるので、日ごろから積極的にコミュニケーションをとり、対話を心がけています。また、調査した技術情報を実用化するために各部署へ展開する際は、相手の視点に立ち提案することを意識。このような価値が生まれ、課題が改善されるという点をイメージしやすいよう伝えています。
今後の目標
技術者がさらなる力を発揮できる環境へ
派遣中の大学院で学んだことを活かし、技術部門の人たちがさらに仕事にやりがいを持ち、誇りを持つことができる職場環境を実現することが目標です。YKK APにはたくさんの優秀な技術者が所属しており、日々様々なチャレンジに取り組んでいます。しかし、全体戦略やビジョンをより明確にすれば、今以上の力を発揮できる環境づくりにつなげられるとも感じています。現在、大学院で研究開発のマネジメントや組織デザインを学んでいるので、そこで得た知見を活かして技術者がもっと輝ける職場へと改善できればと思います。
私が入社するきっかけとなった「善の巡環」というYKK精神は、社内に広く、そして深く浸透しています。誰かが困っていれば助け合い、ともに成長するという姿勢が当たり前の社員ばかりです。このような社員たちとであれば、職場環境のさらなる改善を必ず実現できるはずですし、それによって世の中に新たな価値をお届けできると信じています。
入社を検討している人へメッセージ
今の時代、働き方がますます多様化しています。とてもいいことではありますが、その分自分の軸をしっかりと持っていないと、辛い部分も増えてきているように感じます。自分の中で大事にしていること、そして実現したいことをしっかりと整理することが大切になります。ぜひ就職活動を通じて、自分の考えや軸を見つけ出してください。そうすれば、迷わず仕事ができるはずです。
所属・職種等は2023年取材時のものです。