入社動機

幅広い商品群で、人々の住環境に貢献できる環境に惹かれて

昔から建築に興味があり、将来的に規模の大きな仕事をしてみたいとの思いから建築学科へと進みました。そうしてさまざまな授業や研究をしていく中で、住環境への興味関心が強くなり、就職活動では住環境に密接に関わる建材メーカーを志望するように。中でもYKK APは業界シェアも大きく、幅広い商品群を扱っていることが魅力的でしたね。

入社後は研修期間を経て、エクステリア商品開発グループに所属。現在は、屋根と柱から成る簡易的な車庫であるカーポートの開発を担当しています。カーポートはYKK APの中では比較的新しい商品群であり、また私自身もこれまでの人生の中でカーポートを利用した経験がなかったため、最初は不安もありました。しかしエクステリアは、当社がこれから力を入れて伸ばしていきたい分野であり、その構成要素の一つであるカーポートを任せてもらえたことは単純にうれしかったですね。企画から商品発売までの一連のプロセスに携わることができ、最初は3Dなどのイメージだったところから、試行錯誤を繰り返して実際の商品を作り上げていくその仕事に、大きなやりがいを感じています。

やりがい

どんな時でも、品質に妥協してはいけない

新商品の開発において、やはり最大の敵となるのは納期ですね。実際の商品として世に出るまでには、設計図を起こし、試作品を作り、試験をしてといった複数のステップを踏んでいく必要があるため、品質にはこだわりつつも、のんびりと作業をするわけにはいきません。設計図を起こしたものの試作まで至らなかったり、試作品の試験時に不具合が発見されたりなど、予定通りにいかないことも多いため、立ち止まっている暇はないですね。考えながら走り続けるスキルが求められる仕事だと思います。

しかしその一方で、何か困ったことがあった時には、上司はもちろん、製造や企画といった他部署の人たちも積極的に協力してくれるため、いたずらに不安をかき立てられるようなことはありません。自分ではなかなか答えが見つからなかったことが、上司との軽い雑談がきっかけで解決に向かってスムーズに動き出すようになることも多々あります。大切なのは、どんな時でも品質に妥協しないこと。私たちの仕事の先にいるお客様のことを想いながら、日々の仕事に取り組んでいます。

今後の目標

今までにない、画期的な商品の開発を目指して

商品開発に携わるからには、これまで見たことのないような画期的な商品を、いつかは作ってみたいと思います。従来の物より圧倒的にデザインや耐久性が優れていたり、少人数且つ短い時間で施工できるものだったり、今はまだ具体的なアイデアがあるわけではありませんが、お客様はもちろん、当社にとっても価値の高い商品を開発できたら嬉しいですね。そのためには、まだまだ経験も知識も足りていないと思いますから、今ある商品などもしっかり研究していって、知識を深めていきたいと思います。

また新商品を開発するという点で言えば、建材以外でも活用できる新技術がないか、常にアンテナを高く張っておく必要がありますね。一見すると関係なさそうに見える技術が、実はカーポートにとって大きな転換点になることもあるはずです。幸い当社には、新たな学びを得るための支援制度が充実していますので、それらも活用していきながら、成長の機会を見逃さないようにしていきたいです。

入社を検討している人へメッセージ

商品開発と聞くと、専門的な知識や学習をしてきた人でないとできないのではないかと思ってしまう方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。私自身、大学では熱環境の研究をしていましたが、今ではカーポートの開発を担当しています。必要なのは、集中して物事をやり遂げることができる力と、モノづくりが好きという気持ち。それさえあれば、皆さんもきっと活躍できるはずです。

所属・職種等は2023年取材時のものです。