About job
入社動機
優しい人柄と企業理念に魅力を感じて
高専の建築学科では住宅や複合施設の設計に取り組み、建築の歴史や構造計算、設備環境などの基礎知識を幅広く学びました。授業や研究室活動では、CADや3Dモデリングソフトウェアのスキルを身につけました。就職では学んだ知識やスキルを活かしたいと思い、地元北陸にあるYKK APの会社説明会に参加しました。そこで、先輩社員の優しい人柄に魅力を感じ、黒部事業所内にあるYKKセンターパークで会社の歴史や、創業者の言葉・理念に触れたことで、ここで働きたいと思いました。
1年目から現在までビル製造部の製作技術室にて、ビルや商業施設向けの窓商品の生産設計を担当しています。設計(営業)が作成した施工図から、製造サイドで必要になる詳細な情報を付加する事が私の役割です。ビル商品は、様々なアルミ形材と部品によって構成されています。それらの形材や部品を施工図から読み取り、形材ごとの番号・色・寸法・本数を記入した書類、部品図、加工図といった製作指示書を作成し、後工程となる加工・組立工程へ提出しています。
やりがい
製作指示書を作成する責任を実感
指示書づくりは施工物件の規模や設置する窓の数によって異なりますが、長くても1カ月くらいの案件が多いです。そんな中、入社2年目の終わりに担当した案件は5か月にもおよぶ大型の仕事でした。オーダー要素の強い案件で、部品や形材が干渉しないか、漏水しないかどうかなど考慮する点が多く、指示書の枚数も膨れ上がりました。製造する窓の数も多く業務に追われていたところ、一部の指示を誤ってしまいました。その際、製造や設計者、生産管理の方々に、たくさんフォローしていただき、無事納品することができました。この経験を通じて、一つのミスが製造ラインや施工現場に大きな影響を与えることが改めて分かり、指示書づくりの責任の重大さを痛感しました。
指示書の作成は、窓の仕組みを細かいところまで理解する必要があるため、幅広い知識が求められます。また、平面で作図されている施工図から窓を立体的にイメージして、指示書に落とし込む作業は難しいものです。しかし、その苦労を乗り越えて物件が完成し、その姿を見た時は大きなものづくりに貢献できているとやりがいを感じます。業務以外の時間では、自身が携わった物件(建物)がニュースになったり、旅行先で担当した物件をみかけたりすることもあります。その際、家族が喜んでくれると、この仕事に誇りを感じます。
今後の目標
スキルを伸ばして小さなミスもしない完璧な仕事を
今後は指示書づくりのスキルをさらに伸ばし、小さなミスもしない完璧な仕事ができるように頑張りたいです。決められた手順を遵守して、作成した製作指示書や図面を確実にチェックしてミスを防ぎたいです。また、ビル商品にも様々な窓種・商品があり、新商品が増えることもあります。経験を積んで知識を蓄えることで、より多くの窓種・商品に対応して柔軟に仕事を進められるようにもなりたいです。そして、視野とスキルアップのためにも、将来的には別部署の仕事にもチャレンジしてみたいです。
入社を検討している人へメッセージ
人見知りなこともあり、入社した時は社員の皆さんとうまく接していけるのか、不安になることもありました。初めは緊張しましたが、様々な方と出会えたおかげで、新しいコミュニティに参加して交友関係を広げることができました。マイペースな私でも、仕事とプライベートの両方で充実できています。優しい先輩ばかりなので、皆さんも安心して入社してくださいね。
所属・職種等は2023年取材時のものです。