About job
入社動機
「善の巡環」に真摯に向き合う姿に感銘を受けて
就職活動では特に業界を絞らず、業界シェアの高い企業を中心に応募していました。業界シェアが高いということは、商品やビジネスモデルなど、確固たる強みがあるということ。そんな会社の方が、よりチャレンジングで刺激的な仕事ができると思ったんです。YKK APは、当時としては珍しい管理系職種に絞った採用を行っており、「善の巡環」というYKK精神に真摯に向き合っている姿に共感し、入社を決めました。
入社してからは、一貫して経理の仕事に取り組んできました。これまで東北、黒部、そしてインドを勤務地として経験。現在は再び本社の経理部にて、YKK AP単体及びYKK APグループ連結の決算業務を担当しています。入社当時は製造業や経理職に関して何も知らない状態でしたが、東北で単体決算、インドで海外決算、黒部での連結決算と、少しずつ担当できる領域を増やして行けたのでありがたかったですね。お金の発生しない企業活動はないからこそ、経理が知っておくべき領域はとても幅広く、スムーズなキャリアアップが実現できたと感じています。
やりがい
経営全体に影響を及ぼすことができる仕事
インドのボルーカ社に在籍していた際、収支構造の把握に取り組んだことは、今でも印象深いエピソードとして記憶に刻まれています。赴任前に日本で受けていた現地からの報告では「地金市況の変動で損が出た、益が出た」という報告が目立ち、情報としては不足している状態。しかし売上などの数字は、地金市況だけで決まるほど単純なものではありません。そこで赴任後は、関連する様々な単価の定義を明らかにし、それを入力する業務フローを構築。これによって、客観的な数値で顧客別や製品別の売価の分析を可能とし、損益の原因をより詳しく特定できるようにしたんです。その結果、より戦略的な受注やより明確な地金購買活動の評価が実現されました。言語や歴史が違う者同士が協力し合いながら、会社の改善を目指してともに前へと進んでいけた喜び。そして何より、経理はデータを処理するだけの仕事ではなく、経営全体に影響を及ぼすことができる重要な仕事であることを改めて実感できた経験でした。
今後の目標
経理のスペシャリストとしてさらなる成長を
本社経理部に配属になり、連結決算を担当し始めてから約2年。国内外のグループ企業すべてを把握していかなければならないため、まだまだ知識としては足りていないと感じています。またここまで話してきた通り、経理は会社の経営を左右する重要なポジションと言っても過言ではないからこそ、常に新しい情報や知識をキャッチアップし、自身をスペシャリストとして成長させていかなければならないと感じています。さらに私事ではありますが、管理職として、自分のことだけではなく部下の成長にも気を配らなければならない立場となったからこそ、マネジメントやモチベーションなど、経理とは異なるスキルも伸ばしていく必要があります。そう考えると、もっともっと成長していく余白が自分には残されていると言えますね。自身の成長と周囲の成長、そのどちらも妥協することなく、これからも前に進み続けたいと思います。
入社を検討している人へメッセージ
YKKグループには「お前は前を担げ。俺は後ろを担ぐ」という言葉があり、自発的な動きをサポートしてくれる風土が根付いています。だからこそ皆さまには、色んなことに興味を持ち、積極的にアクションを起こしていって欲しいですね。こうした風土の良し悪しは、実際に見て感じてこそのものだと思いますから、まずは気軽に、当社の門を叩いていただければと思います。
所属・職種等は2023年取材時のものです。